今庄つるし柿

[収穫時期]11月下旬~12月中旬

柿を吊るしている様子つるし柿は栄養価が高く、古くから、どんなに腹が減っていても『一つ食えば一里、三つ食えば三里歩ける』といって北国街道を住来する旅人に珍重されてきました。外は硬く、中は熟した果肉がゼリーのように柔らかくなっており、添加物を一切使用していないため、柿本来の味を楽しむことができます。

つるし柿に使用する「長良(ながら)」という渋柿は、実は小さいですが、つるすのに適しており、縦に皮を剥いてから『いろり』の上に縄でつるし、薪を焚きながら燻して、1個1個丹精をこめて乾燥させています。乾燥させることで表面に現れる果糖の白い糖は、つるし柿の自然な甘さの証となっています。